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精神障害者社会復期施設と地域社会における精神障害者の活動についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 10771374
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関山形大学

研究代表者

森 文子  山形大学, 医学部, 助手 (50282207)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード精神科デイケア / 中高齢利用者 / 長期利用 / 精神障害者 / 精神障害者小規模作業所 / 地域社会 / ケース・スタディ
研究概要

平成11年度は,昨年度の研究で得られた結果のうち,特に中高齢精神障害者における精神科デイケアの利用方法とその特徴,および利用期間の長期化について着目し,追加研究を行なった。
デイケアの全利用者を対象とし,デイケアの記録物から,年齢や性別,デイケア利用開始時年齢,デイケア利用期間などのデータを追加調査した。その結果,デイケアの長期利用と関連する利用者側の要因としては,年齢やデイケア利用開始時の年齢が高いこと,精神病の罹病期間が長いことが明らかになった。また,青年・成人期の利用者と比較した結果,中高齢利用者のデイケア利用期間は有意に長かった。中高齢利用者に限って分析した結果,同居者の有無によってデイケア利用期間に差はなかったが,単身者はデイケアの近隣に住んでいることがわかった。事例調査より,デイケアの利用やスタッフによる援助は,中高齢者の地域社会生活の基盤としての役割を果たしていた。しかし,中高齢利用者は,デイケアを利用することによって地域社会生活を継続しているため,利用期間が長期化すると考えられた。看護婦・士をはじめとするデイケアスタッフの取り組みとしては,中高齢者の地域社会生活の継続に対する支援システムの役割分担をすすめ,デイケアの長期利用に対処して行くことが重要であると思われた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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