研究課題/領域番号 |
10780058
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
永田 好克 大阪市立大学, 学術情報総合センター, 講師 (70208023)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 農村社会動態 / GIS / ラオス / LAVIS / 国勢調査 |
研究概要 |
昨年度はラオス村落情報システムを開発するのに必要なラオス国内の約11,000村落の位置を確認する作業に多くの時間を費やしたが、本年度はその成果を受けてラオス村落情報システム(LAVIS)を開発した。1995年第2回国勢調査のデータベースを原資料として開発を行った。レコード件数が数百万件にもなるため、統計処理時間やコンピュータの作業容量などの点でしばしば難航したが、最終的にはMicrosoft Accessで統計処理を行い、Arc/Viewで地図化を行うシステムを一通り完成させることができた。 6月には途中経過の成果物を一部ラオスへ持参し、ラオス政府関係機関でレヴューを行ったほか、現地の状況、すなわち地方行政機関での農林業統計の実態や、農業環境の実地調査を行った。 この現地調査での状況や反応を踏まえ、また、ラオス政府に積極的に成果を還元するために、"ラオス村落情報システム(LAVIS)資料集"を刊行した。この資料集は、英語・ラオ語・日本語の3言語併記である。刊行前からラオス政府だけでなく、世界保健機関(WHO)などの国際機関からも強い関心を示されており、今後の研究協力についての協議を始めている。 研究計画に予定していた農業動態の変容に関する基礎的な分析やタイ国東北部との比較など、LAVISを活用した研究展開は今後の課題として取り組んで行く。
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