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博物館における地域表象とローカル・アイデンティティ形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780059
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

福田 珠己 (福田 珠巳)  大阪府立大学, 総合科学部, 講師 (80285311)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード博物館 / 地域表象 / 郷土 / エコミュージアム / 一宮市 / 地域博物館 / 文化ポリティクス / 地域文化 / メディア / コミュニケーション / 自己表象 / 表象
研究概要

博物館における地域表象について、次の点から研究を進め、結果を得た。
(1)一宮市博物館における地域表象とその受容に関する研究
1999年2月、企画展「くらしの道具」(一宮市博物館)における参与観察を行った。展示室で来館者や説明者がいかに「地域の昔」「地域文化」を語ったか、ビデオ等に記録し、その内容を分析した。予察的考察の域を出ないものではあるが、文化ポリティクスの視点から博物館を論じる視角と、様々なメッセージが交換され、また多種多様な経験がなされるものとして展示室をとらえる視角とを結びつける一つの事例研究を提示することができた。その結果は、1999年度日本地理学会秋季大会にて口頭発表するとともに、『人間科学論集』に投稿した。
(2)地域博物館の系譜に関する研究
昨年度に引き続き、棚橋源太郎を中心として、戦前の地域博物館の系譜について検討した。雑誌『博物館研究』を創刊号から紐解くことによって、戦前の地域博物館(あるいは郷土博物館)がいかなる世界的潮流の中で構想されてきたものか考察した。それは、ドイツのハイマートクンデの流れを汲んだ郷土教育と関係を持ちつつ、国家的事業である郷士教育施設の設立が促進された、という従来の理解を再考することにもなった。そのうち、アメリカ合衆国との戦前の知的・科学的交流については、2000年9月より渡米し資料収集する予定である。
(3)エコミュージアムにおける地域表象についての研究
川根地域まるごと博物郷(静岡県大井川流域)におけるワークショップに参加し、「時間と空間の表現」であると定義されてきたエコミュージアムにおける地域表象について、問題点を提起した。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福田珠己: "博物館で語られた「地域の音」"人間科学論集(大阪府立大学). 30. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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