• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マイタケ中に含まれる生物活性物質の糖尿病改善作用と体重増加抑制作用について

研究課題

研究課題/領域番号 10780087
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 食生活
研究機関西九州大学

研究代表者

堀尾 拓之  西九州大学, 家政学部, 講師 (90229229)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードマイタケ / 糖尿病 / 水抽出物 / 体重増加量 / 耐糖能 / インスリン
研究概要

平成11年度はストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットにマイタケ及びマイタケから水抽出した抽出物を投与した時の糖尿病の諸症状に対する効果を100日間にわたり観察した。前年度まではコントロール食に乾燥マイタケを付加する形で投与していたが、マイタケの添加量が多い為、その他の栄養素が希釈する恐れがあった。また乾燥マイタケは繊維が多く、その繊維が糖の吸収を阻害して血糖値が低下した可能性もあった。そこで今回はマイタケ中の成分を分析してマイタケを添加する場合はその分を餌から除去して栄養素量は各群等しくなるように調節した。その結果、マイタケを投与した(20M群)時、コントロール食を投与した(OC群)時に比べて、初期では体重増加量は抑えられていたが、OC群は糖尿病の悪化に伴い体重増加の伸びがなくなり、100日目には20M群とほぼ同量の体重増加量であった。耐糖能試験は13週目においてOC群に比べて明らかに20M群、20W群は血糖値抑制効果が見られた。摂食量は11週目においてOC群が他の2群よりも低値を示した。インスリン量は空腹時では大差は見られなかったが、糖負荷後30分ではマイタケ投与群で有意な高値を示した。このことよりマイタケの繊維成分が多い為に血糖値が低下したのではなく、マイタケ中の他の成分がなんらかの形で膵臓β細胞に働いて血糖値を低下させたのではないかと思われた。これは前年に実験した2型モデルであるOLETFラットではあまり改善効果が見られなかったことからもマイタケがβ細胞になんらかの影響を及ぼしたと考えられた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi