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若年女性の低骨量に及ぼすダイエット趣向、栄養摂取状況、低活動量の影響と改善指導

研究課題

研究課題/領域番号 10780089
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 食生活
研究機関小田原女子短期大学

研究代表者

土井 直美 (麻見 直美)  小田原女子短期大学, 家政学科, 専任講師 (10300005)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード骨粗鬆症 / 骨量 / 食習慣 / カルシウム摂取 / 栄養素等摂取状況 / 若年女性 / 栄養指導 / 生活活動量
研究概要

骨粗鬆症予防の一対策として、20歳〜30歳代にかけて最大に達する骨量をできるだけ早期(成長発育期)から高めておくことが重要である。しかし、咋年度の検討から、若年女性の栄養素等摂取状況はほとんどの栄養素で充足されておらず、とくにカルシウム・鉄の極端な不足が認められた。また、対象者の活動量が少ない傾向であることが示され、さらに食習慣等に関する意識も低い傾向にあることが示された。一方、骨量においては同年齢の基準骨量値とほぼ同レベルであった。このことは、カルシウム摂取が極端に不足していることから考えて、この年代においては基準値が低い可能性も考えられた。そこで、本年度は対象者を増やし、若年女性の骨量基準値、および食生活を中心とした生活習慣の実態をさらに明確にするとともに、骨量と食生活等の関連性について検討した。
その結果、対象者の骨量平均値は同年代の基準値と同レベルであるが、栄養素等充足率は脂肪を除くほとんどの栄養素において不足していることが確認された。なお、初回測定後に結果返却時に栄養指導を実施し、その約1年後に食生活等の追跡調査を実施し得た対象者(初回者の9割)においては、エネルギー・タンパク質充足率は5%程度の改善が認められた。さらに、カルシウム充足率においては約10%改善され73%の充足となり、若年女性においても骨量測定と合わせて栄養指導を行うことは、食生活等の改善に有用であることが示唆された。しかし、骨量と食生活等の関連は明らかにはならなかった。このことは、対象者の栄養摂取状況や食生活に対する意識の結果に示されるように、対象者の食生活が全体的に乱れていること等が関係していると思われる。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 麻見直美: "若年女性の食生活の実態について"小田原女子短期大学研究紀要. 第29号. 57-64 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 麻見直美: "若年女性の体力および生活状況の実態と骨量に対する影響"小田原女子短期大学研究紀要. 第30号. 61-66 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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