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マルチメディア教育実践の評価研究〜メタファ調査と作品分析を中心に〜

研究課題

研究課題/領域番号 10780112
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関岡山大学

研究代表者

木原 俊行  岡山大学, 教育学部, 助教授 (40231287)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードマルチメディア / インターネット / 情報教育 / メタファ法 / 授業評価
研究概要

マルチメディアやインターネットが学校教育現場に導入されつつある。そして,それを活かす教育実践が設計・実施されている。しかしながら,その評価を詳細におこなった研究は皆無に等しい。本研究は,平成10年度,マルチメディアを活用した授業を実践している学級(小学校6年)を1年間追跡した。
平成11年度は,まず,平成10年度に得られたデータの分析・考察を試みた。その結果,活用経験の増加によって,子どもたちはマルチメディアを主体的な「道具」としてイメージするようになる,しかしながら他者との「コミュニケーションの手段」,とりわけ「共同作業の舞台」としてのイメージは簡単には構築されない,ということが明らかになった。また,テレビに比べて,そして対照群に比べて,子どもたちはマルチメディアを「道具」としてイメージしやすいこと,も明らかになった。
また,平成11年度は,平成10年度にも研究対象とした教師に対してインタビュー調査を実施し,より実践的に授業評価の視点を抽出することを目指した。具体的には,6回に渡って,教師が,子どもたちの情報機器活用,とりわけマルチメディアやインターネット利用のどのような行動に注目しているかを継続的に記述した。
事例分析の結果,1)5月までは教師にも評価の視点が確立していないこと,2)評価の視点は「接触とスキル習得」,「課題志向性」,「利用の個性化」に大別できること,3)マルチメディア等への接触やスキル習得は年間を通じた評価視点であること,4)利用の個性化という評価視点の導入にはかなりの時間を要すること,5)9月や1月などの長期休業明けの時期には,特定の子どもたちに対して適用する評価視点があること,などが分かった。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 木原俊行: "これからの情報教育実践の課題"教育と情報. No. 494. 10-15 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木原俊行: "マルチメディア教育実践の追跡研究"教育工学会第14回全国大会講演論文集. 223-226 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木原俊行: "コンピュータが学校に根づき始めた"New教育とコンピュータ. 14, 9. 48-51 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木原俊行: "インターネットによる新しい教育-授業デザインと支援システム作りの重要性"IMETS. 129, 1. 64-67 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 水越敏行: "総合的学習の授業づくりを深める"明治図書. 138 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木原俊行: "マルチメディア教育実践の追跡研究" 教育工学会第14回全国大会講演論文集. 223-226 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 木原俊行: "コンピュータが学校に根づき始めた" New教育とコンピュータ. 14,9. 48-51 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 木原俊行: "インターネットによる新しい教育" IMETS. 129,1. 64-67 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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