研究課題/領域番号 |
10780117
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 宝仙学園短期大学 |
研究代表者 |
市原 恭代 宝仙学園短期大学, その他部局等, 助教授 (10301813)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 色覚 / 色彩教育 / コンピュータ・グラフィックス / インターネット画像 / 美術教育 / 美術色彩教育 / デジタルカラーパレット / 赤緑色覚特性 / 絵画・デザイン研究 / インターネット |
研究概要 |
この研究の特色は、美術における色彩感性教育の立場から、色覚のヴァリエーションが絵画・デザイン作品にどのように反映されているかを詳細に検討し、明らかにすることにある。色覚について健常とされる人々の間にも、ヴァリエーションが存在し、その色覚成分の差異は、なんらかの形で表現された絵画・デザイン作品にも影響を及ぼしていると考えられる。 1998年5月の第29回色彩学会では、この3つのタイプを輝度と色度の色分布の形状から、3つのタイプに分け分析を進めた。3つのタイプは、ジグザグ型(R光の高いタイプ)、サークル型(R光G光の両方が高いタイプ)、らせん型(G光が高いタイプ)と仮称し、それぞれ典型的なタイプの被験者がどのような色選択を行っているかについて示した。また、同年10月Oslo International Colour Conference Colour between Art and Scienceでは電子パレットの結果とともに発表した。 1999年5月の第30回色彩学会ではジグザグ型(R光の高いタイプ)、サークル型(R光G光の両方が高いタイプ)、らせん型(G光が高いタイプ)の被験者の作品を直接測色し、各タイプの色選択と作品に使われている色を比較し、一定の傾向が見られるかどうか分析した。測色に用いた分光測色計は、ミノルタ(株)のCM-503iである。被験者であるジグザグ型1名、サークル型1名、らせん型1名に依頼し、デザインの色彩構成の課題を研究のため提供頂いた。各被験者の作品を1点ずつ計3点を測色し、色度図上に示した。 1999年6月にポーランドのワルシャワで行われたAIC国際色彩学会中間大会にて、この研究の結果を発表し、内外の研究者の好評を得た。また、色覚研究会が日本色彩学会の中に結成され、このような色覚研究は、美術、心理学、光学、工学、医学、教育学などの分野を越えてますます盛んになりつつある。
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