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モーバイルエージェント間の共有資源アルゴリズムの実装と評価

研究課題

研究課題/領域番号 10780175
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

佐藤 一郎  お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (80282896)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードモーバイルエージェント / 分散システム / 負荷分散 / 市場メカニズム / エージェント協調 / マルチエージェント / モバイルエージェント / 協調計算 / 資源共有
研究概要

この研究では、モバイルエージェントを実現するランタイムシステムの設計・実装を行うとともに、計算資源の共有を前提としたモバイルエージェント間の協調アルゴリズムを実現した。
ランタイムシステムはJava言語の仮想機械上で動作し、エージェントの自体もJava言語オブジェクトとして実現され、実際的なアプリケーションも記述可能となっている。一方、協調アルゴリズムは各種計算リソースの消費・占有に対して、経済的なメタファを利用した機構を提案した。これはエージェントがファイルや通信ネットワークなどの計算リソースを利用する際には、その使用量に応じて対価を支払うものである。競合する計算資源を対象として、個々のコンピュータ内の排他的な資源共有は入札・競売の概念を導入した方法も提案した。これは、各エージェントが入札・競売を行ない、公平性と効率を実現するものであり、各エージェントに対して安価な計算資源を提供するコンピュータへ移動する機能を導入することにより、システム全体の負荷分散と耐故障性を可能にする。
また、アルゴリズムの評価では、計算資源の公平な共有・排他を検証するとともに、コンピュータ間の負荷分散、通信トラフィックの軽減の可能性についても評価を行う。また、本アルゴリズムの応用可能性を判定するために、ワークフローや分散検索などの実際的な計算処理を本アルゴリズムをもとで実現し、その性能や汎用性を明らかにした。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 佐藤一郎: "モバイルエージェントの動向"人工知能学会誌. 14・4. 598-605 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤一郎: "FAQ:モバイルエージェント"コンピュータソフトウェア. 17・1. 24-25 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤一郎: "モバイルエージェント"コンピュータソフトウェア. 17・2. 45-54 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤 一郎: "モバイルエージェントの研究動向" 人工知能学会誌. 14巻4号. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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