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データベースにおけるセキュリティ検査のためのプログラム解析技術

研究課題

研究課題/領域番号 10780192
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関神戸大学

研究代表者

田島 敬史  神戸大学, 工学部, 助手 (60283876)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードデータベース / セキュリティ / アクセス制御 / バージョン / 依存関係 / コンフィギュレーション / アクセス管理 / アクセス権 / プログラム解析
研究概要

データベースにおけるセキュリティのための技術として,各データに関してセキュリティレベルの異なる複数のバージョンを用意し,ユーザがあるデータを要求した場合,そのユーザに許される範囲で最も情報量の多いバージョンを返すというアクセス制御の枠組を考える.この枠組をさらに依存関係のあるデータにも拡張する.データ間の依存関係とは,このデータを使う場合には必ずこのデータも必要になるという関係である.ここでは,依存関係は個々のバージョン間に定義されるものとする.すなわち,あるデータのあるバージョンは,別のデータの特定のバージョンに依存し,同じデータの異なるバージョンでは依存するデータはバージョンの違いに留まらず全く異なり得るとする.ただし,バージョン間には互換性に関する半順序が存在し,あるデータのあるバージョンを使用するために,そのデータが依存する別のデータのあるバージョンが必要となる時,それを互換性のある別のバージョンで置き換えることができるとする.このような状況の例としては,プログラムモジュール群において,各モジュールには複数のバージョンが存在するような場合があげられる.このような状況において,あるユーザがあるデータを要求した場合に,そのデータとそのデータが直接,関節に依存する全てのデータに関して,適切なバージョンを決定し,セキュリティ上問題のない結果をユーザに返す枠組を設計した.このようなバージョンの組合せを計算するアルゴリズムを与え,このアルゴリズムが正しい結果,すなわち,バージョン間の依存関係を互換性が許す範囲で保存し,かつそのユーザに許される範囲の情報しか与えない結果を返すことを証明した.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Tanaka: "Access Control and Views in Web Data Management"Proc.of Swiss-Japan Seminar on Multimedia Databases,World Scientific Pub.. 71-79 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] K.Tajima: "Access Control and Authorization for CG data with Multiple Detail Levels"Systems and Computers in Japan,Jonn Willey & Sons,Inc.. (印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 田島敬史: "複数詳細度を持つCGデータのためのアクセス権制御とアクセス権管理" 電子情報通信学会論文誌D-I. Vol.J82-DI No.1. 193-200 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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