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眼球運動から見た視知覚特性

研究課題

研究課題/領域番号 10780264
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関広島市立大学

研究代表者

岩瀬 弘和  広島市大, 情報科学部, 助手 (30285423)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード眼球運動 / アイカメラ / 有効視野 / 固視時間 / 交通認知
研究概要

検索作業においては,服球運動の特徴であるサッケード(飛越眼球運動)の回数と固視(注視)時間の長さが検索時間に影響を及ぼすという結果が,検索作業の難易度と反応時間との関係を調べた研究から得られているが,アイマークレコーダを用いた眼球運動と反応時間との関係を調べた研究は行われていない。また,特定の視覚刺激に対する有効視野(注意の広さ)と固視時間(注意の深さ)のトレードオフの関係を調べた研究はいくつか行なわれているが,一般の視覚情報(例えば交通認知)においても認められるかどうかは明らかにされていない。さらに,この関係とヒューマンエラーとの関連についての研究も行なわれていない。
本研究では,バーチャルリアリティソフトを用いて作成したVR上の交通道路における視線の動きをアイカメラにより測定し,交通認知における有効視野と注視時間のトレードオフの関係を明らかにするとともに,交通認知における人間のエラーの特性について調べた。パソコンソフトVRT(現有設備)を用いて運転席から見た運転中の映像を作成した。また,輝度計(平成10年度購入設備),照度計(現有設備),騒音計(現有設備)により作業環境の状態を測定し,作業中の被験者の眼球運動計測にはアイマークレコーダ(現有設備)を用いた。反応時間の測定や解析にはパソコン(現有設備)を使用した。さらに,眼球運動のカオス的特徴の解析に,カオス解析ソフトSCATplus(平成10年度購入設備)を使用した。
上記の実験結果から,交通認知における有効視野と注視時間のトレードオフの関係を明らかにするとともに,交通認知における人間のエラーの特性およびカオス的特性について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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