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遺伝子発現誘導システムを利用したミッドカインシグナル伝達機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10780382
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

黒澤 信幸  名古屋大学, 医学部, 助手 (50241253)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードMK / PTN / ノックアウトマウス / スルファチド
研究概要

1.MKはスルファチドに特異的に結合し細胞接着を促進する
ミッドカイン(MK)の作用機序を明らかにする為、まずMKの細胞成分に対する結合を調べた。固相化糖脂質に対する^<125>I標識MKの結合実験、固相化MKに対する糖脂質含有リポソームの結合実験、培養細胞に対する^<125>I標識MKの結合実験から、MKは硫酸含有糖脂質であるスルファチドに特異的に結合することが明らかになった。^<125>I標識MKのスルファチドに対する解離定数は約5〜10nM^<-1>でヘパラン硫酸プロテオグリカンに比べ約5〜10倍の高であった。またスルファチドを膜表面に取り込ませた細胞は、MKをコートしたディスク上に接着した。
2.PTNノックアウトマウス作成
MKには、アミノ酸レベルで約60%の相同性を有するPTNと呼ばれるタンパク質が存在する。これら2つのタンパク質は、非常に類似した生物活性を示すため、MKのシグナル伝達機構を明らかにするため、MK,PTNともに発現が認められない細胞株、もしくは動物を作り出す必要が生じた。そこで平成10-11年でPTNノックアウトマウスの作成を試みた。PTN遺伝子のエクソン2及び3をネオマイシン耐性遺伝子に置換した2種類のターゲッティングベクターを作成し、これらベクターをES細胞に導入することでPTNノックアウトマウスを作成した。現在C57BL6・Jマウスとの戻し交配を行っている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kurosawa N,Kadomatsu K,Ikematsu S,Sakuma S,Kimura T,Muramatsu T.: "Midkine binds specifically to sulfatide The role of sulfaride in cell attachment to midkine-coated surfaces."Europian Journal of Biochemistry. 267. 344-351 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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