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光回復酵素と損傷DNAの複合体のX線結晶解析

研究課題

研究課題/領域番号 10780409
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物物理学
研究機関京都大学

研究代表者

北所 健悟  京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60283587)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード構造生物学 / 結晶化 / X線構造解析 / 光回復酵素 / 損傷DNA
研究概要

ラン色細菌の光回復酵素とチミン二量体を含んだDNAオリゴマー分子(13塩基対)との共存下、この両者の複合体の結晶化条件を検討した。電気泳動の手法を用いて光回復酵素とDNAオリゴマー分子の結合していることを確認した結果、その混合比が酵素:DNA=1:1.5の条件で溶液を混合した後、沈殿剤として硫酸アンモニウムを用いた場合に針状の単結晶が得られた。この結晶を用いて得られた高エネルギー加速器研究機構でX線回折データを使って構造解析した。その結果、光回復酵素と損傷DNAオリゴマーの複合体の結晶学的データは空間群並びに格子定数DNA分子を含まない光回復酵素のみのデータと非常に良く似ていた。構造解析の結果、補酵素の近傍にDNA分子とみられる電子密度が見られることがわかった。現在この解析を続けているが、DNA分子のつながりが悪く一部分しか観察できていない状況である。格子定数などのNative結晶との同一性からも考えあわせると、この条件下では光回復酵素とDNA分子の正確な結合様式を確認できないと考えられる。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 北所健悟: "光回復酵素の結晶構造と補欠分子認識機構" 日本結晶学会誌. 40. 322-328 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 北所健悟: "ラン色細菌由来DNA光回復酵素の立体構造" 構造生物. vol4,2. 14-18 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Kengo Kitadokoro: "Crystal Structure of Cyanobacterial Photolyase at 1.8Å resolution." PHOTON FACTORY ACTIVITY REPORT. 15. 37 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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