研究課題/領域番号 |
10780476
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
松下 文雄 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (50298543)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 神経分化 / 遺伝子導入 / 細胞移植 / 転写因子 / Zincフィンガー / 細胞培養 / スライス培養 / 小脳 / Znフィンガー |
研究概要 |
本研究では、時期および部位特異的に選別した特定の分散培養神経細胞に外来遺伝子を導入し、その形質転換細胞を生体内や器官培養系に移植して導入遺伝子の効果を調べる方法を、既存の小脳スライス培養系をモデル系として確立し、神経分化に関わる機能未知の遺伝子の役割を明らかにすることを目的としてスターとした。 1.そのような遺伝子として昨年より注目しているCCHCタイプzinc finger転写因子NZF/MyTファミリーについて解析を進め、報告者らは新たにマウスNZF-3遺伝子をクローニングし、マウスで3種類のNZFファミリー分子の神経発生における発現パターンを詳細に比較した。その結果、(a)マウスNZFが胎生発生期において神経系特異的に発現すること、(b)NZF-2&3が分裂停止後のニューロンに一過性に発現すること、(c)NZF-1はNZF-2&3の発現が弱まった後のニューロンに発現し始めること、が明らかになった(1999年12月の分子生物学会で発表)。これらの結果は、マウスNZFが神経系の初期発生において神経前駆細胞の増殖停止とそれに続く神経分化に関わることを強く示唆した。 2.近年、胚に直接エレクトロポレーション法で遺伝子を導入し、全胚培養で導入遺伝子産物の効果を追跡する手法が行われるようになったのを受け、本年度はエレクトロポレーション法による組織への直接遺伝子導入法を検討した。この方法は遺伝子導入する細胞種を選択することはできないが、生体に近い形で導入遺伝子の効果を観ることができる。その結果、スライス培養や全胚培養に効率よく遺伝子を導入し、発現できることが分かった。
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