• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

グルタミン酸受容体へのカルモジュリン結合のシグナル伝達及び受容体局在に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 10780480
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関九州大学

研究代表者

水上 令子  九州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (00239302)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードグルタミン酸受容体 / カルモジュリン / シグナル伝達
研究概要

わたしはすでに、代謝型グルタミン酸受容体のサブタイプのひとつであるmGluR5の2カ所に、カルシウム結合タンバタ質であるカルモジュリンが結合すること、その結合部位のそれぞれにPKCによるリン酸化がおこりうること、このリン酸化とカルモジュリンの結合が互いにantagonisticであることを示している。一方、ラット海馬における長期増強にともなってその発現が誘導されるタンパク質として、Vesl/Homerが報告され、このタンパク質が代謝型グルタミン酸受容体とイノシトールトリスリン酸受容体に結合することが最近あきらかになった。
そこで、代謝型グルタミン酸受容体に結合するVesl/Homerタンパク質の機能をしらべることによって、グルタミン酸受容体の細胞内シグナル伝達の分子機構をさぐり、これによってカルシウム結合タンバタ質がグルタミン酸受容体に結合することの意味が明らかになることを期待して研究をおこなった。酵母のtwo-hybrid系をもちいて、Vesl-1L/Homer 1Cがlong form特異的に結合するクローンを得た。そのひとつはシンタキシンファミリーのメンバーで、細胞内のエンドソームに存在しているタイブであった。シンタキシンは細胞内小胞が目的位置ヘドッキング・フュージョンを行う時に、標的部位ではたらくタンバタ質であると考えられる。したがって、この結合によって、mGluR5が細胞内へ移行することが考えられる。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Harada,K.,Takahashi-Yanaga,F.,Mirakami,R.,Morimoto,S.,and Ohtsuki,I: "Functional consequence of the deletion mutation 【right filled triangle】Glu160 in human cardiac troponin T"Journal of Biochemistry. 127・2. 263-268 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 水上令子: "メタボトロピックグルタミン酸受容体" 生体の科学. 49巻. 377-380 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Morimoto,S.,Yanaga,F.,Minakami,R.,and Otsuki,I.: "Ca^<2+>-sensitizing effects of the mutations at Ile-79 and Arg-92 of troponin T in hypertropnic cardiomyopathy." American Journal of Physiology. 275巻. C200-C207 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi