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科学の学習における談話のコンテキストと概念の理解の相互的構成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10831010
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 談話(ディスコース)
研究機関国立教育研究所

研究代表者

上野 直樹  国立教育研究所, 教育指導研究部, 室長 (40124177)

研究分担者 有元 典史 (有元 典文)  川村学園女子大学, 講師 (30255195)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードニュートン力学 / コンテキスト / 拡張的な再文脈化 / 相互的な組織化 / 談話 / 運動力学 / 概念の理解 / コンピュータ・ツール / 会話分析 / 科学 / 学習
研究概要

本研究では、学生によるニュートン力学の概念を理解することを支援するコンピュータ・アプリケーションやその他の道具をデザインした。教授場面では、まず、地上における力や運動の現象を再文脈化するために天文学のコンテキストを与えた。さらに、このコンテキストのもとで、空間モデルについての議論をさせた。さらに、運動や力の概念は、この再組織化されたコンテキストや空間モデルのもとで再解釈された。
以上の結果は、ニュートン力学の教授において、日常の談話のコンテキストとニュートン力学の談話のコンテキストの違いを明示することが極めて重要であることを示している。そして、ニュートン力学を学習することは、日常の談話のコンテキストを捨て去ることではなく、むしろ、コントラストを明確化することだということができる。このようにして、概念変化とは、概念構造の変化というよりは、むしろ、現象を観察したり、理解する際の拡張的な再文脈化に伴って生じるプロセスということができる。さらに、本研究は、以上のようなコンテキストの理解、拡張といったことが、人と人、および人と道具の間のやり取りの流れの中で相互的に組織化されることを示した。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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