研究課題/領域番号 |
10833002
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫の制御機構
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渋谷 彰 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (80216027)
|
研究分担者 |
渋谷 和子 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (00302406)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | DNAM-1 / 接着分子 / リンパ球 / 細胞障害性リンパ球 |
研究概要 |
申請者らは1996年、標的細胞に結合すると同時に、細胞傷害性リンパ球に活性化シグナルを伝達する新しい接着分子、DNAM-1を見い出し、その構造と細胞傷害性リンパ球における機能を明らかにした。DNAM-1は細胞傷害性リンパ球のみならず、ヘルパーTリンパ球、γδT細胞、単球など広範にわたる免疫担当細胞、さらに血小板にも構成的に強く発現しており、種々の免疫反応や止血機構に重要な役割を担っていることが推測される。しかし、その機能についてはin vitroの実験による細胞障害性リンパ球における役割以外には明確になっていない。本研究では、DNAM-1の機能を、分子、細胞および個体レベルで解析することを目的とした。 はじめにDNAM-1ノックアウトマウスを作製するために、マウスDNAM-1のcDNAを単離することを試みた。マウスT細胞ライブラリーを作製し、ヒトDNAM-1cDNAをプローブとしてスクリーニングしたが、成功しなかった。そこでヒトDNAM-1cDNAをもとにPCR法でマウスDNAM-1のcDNA,genomicDNAの単離を試みたが、これも成功しなかった。一方、同様な方法でブタのcDNAの単離に成功し、現在これを用いてマウスDNAM-1の単離を試みている。 一方、生化学的、遺伝子工学的手法を用いてDNAM-1が別の接着分子LFA-1と機能的および物理的に会合していることを明らかにした。
|