研究課題/領域番号 |
10835023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性工学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
長沢 伸也 立命館大学, 経営学部, 教授 (40164412)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 感性デザイン / マーケティング / マーケティング情報システム / 商品企画 / 感性品質 / 品質原価計算 / 顧客価値 / 一対比較 |
研究概要 |
本研究では、感性デザインのためのマーケティング情報システムの応用研究を行い、以下の知見や成果を得た。 1.最近注目されている感性工学について、その現状や動向を総括するとともに、感性工学と品質管理の関係、感性工学と商品企画の関係、感性工学とビジネスの関係について考察した。 2.商品開発の際に保証すべき品質や、顧客価値の創造についてマーケティングの視点から考察した。 3.感性デザインのためのマーケティング情報システムの雛型としての「商品企画七つ道具」の改良を行った。 4.人の感性による計量・評価データの解析手法として重要な統計的官能評価手法について集成した。 5.より微妙で複雑な感性商品のコストを分析するため、品質原価計算を適用することを検討した。また、環境品質も考慮するため、品質原価計算とゼロエミッションの関係を検討し、環境コストの低減を考察した。 6.意思決定支援のための手法であるAHP(階層化意思決定法)で、一対比較データおよびその変動を分解する方法を提案し、一対比較が不完全な場合や評価が整合的でない場合にも適用できるように改良した。 7.感性デザインのためのマーケティング情報システムの適用例として、以下のケーススタディを行った。 ・環境意識が消費者の購買行動に及ぼす影響を定量的に明らかにするとともに、環境対応商品コンセプトの探索を行った。 ・「VTRの使いやすさ」の感性評価について、ファジィ構造モデルおよび一対比較法により解析した。 8.感性工学教育やデザインマネジメント教育の実施について自己点検した。 9.わが国におけるファッションイラストレーションとファッションデザインの関係について考察した。
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