研究課題/領域番号 |
10836023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然史科学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
池尾 一穂 国立遺伝学研究所, 生命情報研究センター, 助手 (20249949)
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研究分担者 |
今西 規 国立遺伝学研究所, 生命情報研究センター, 助手 (80270461)
五條堀 孝 国立遺伝学研究所, 生命情報研究センター, 教授 (50162136)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 分子進化 / 転写因子 / 眼 / プラナリア / 遺伝子重複 / ホメオボックス / SIX遺伝子 / PAX遺伝子 |
研究概要 |
研究期間全体を通して、ホメオボックス遺伝子の重複が生物の形態が多様化に与えた影響を明らかにするために研究を進めた。11年度は、10度研究をおこなったPAX遺伝子群の進化学的研究にあわせて、PAX6遺伝子の下流に発現することが知られているSIX遺伝子群の分子進化学的な研究をおこなった。SIX遺伝子群はホメオボックスドメインを持つ転写制御遺伝子のひとつとして知られており、3つのサブファミリーに分類される。PAX6遺伝子の下流で発現し眼の初期発生に重要な役割を持つとともに、筋肉の分化にも大きな役割を持つことが知られている。本年度は、このSIX遺伝子の起源とその機能分化の関係を分子進化学的な立場から研究した。解析には国際DNA配列データベース(DDBJ)より入手した配列に加えて、共同研究によって決定されたショウジョウバエとプラナリアのSIX遺伝子をもちいた。解析の結果、SIXにみられる3つのサブファミリーは多細胞生物の進化の早い段階で重複を起こしていることが明らかとなった。また、無脊椎動物と脊椎動物の両方でSIX遺伝子は眼、筋肉の分化に関わっているが、この各々のサブファミリーと関係する組織の関係が逆転していることが明らかになった。これは、両者の分岐以降転写をを活用化する遺伝子を独立に逆転したことが示唆された。(投稿中)。また、更に、眼の多様化に焦点を絞り、プラナリアの眼における発現遺伝子の解析をおこない、その他の種(ショウジョウバエ、マウス、ヒト)におけるそれと比較研究をすすめた。本目的に基づいて、従来の遺伝子配列を用いた比較解析方法と異なる発現遺伝子の種類と量をもとに比較を行うための方法の開発をすすめた。さらに、各生物種の眼における発現遺伝子のデータの収集をすすめた。
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