研究課題/領域番号 |
10838010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学
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研究機関 | 愛知医科大学 (1999-2000) 東京大学 (1998) |
研究代表者 |
木村 伸也 愛知医科大学, 医学部, 助教授 (40251293)
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研究分担者 |
大川 弥生 国立長寿医療研究センター, 老人ケア研究部, 部長(研究職)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 末期癌 / リハビリテーション / QOL / 体力消耗状態 / ADL / 緩和ケア / 老年医学 / 疼痛 / 活動性 |
研究概要 |
I.平成10年度:末期癌患者におけるリハビリテーション・ニーズとプログラムの再検討 末期癌患者のリハビリテーション・ニーズを研究した。「ハイリスク・体力消耗状態」を呈して末期癌で入院し、リハビリテーションを行なった58症例のQOLに関連する問題点と実際に行なったリハビリテーション・アプローチの内容からニーズを分析した。QOLについては、疾患、機能障害、能力障害、社会的不利及び主観的側面(患者・家族・以降の人生・生活に対する希望)の5つの側面から詳しく問診・診察を行なった。その結果、高齢者においては家族・家庭生活に関するニーズが大きく、リハビリテーション・アプローチも身辺ADLに対して行われた例が多かった。若年者では、職業などの社会生活に関するニーズが大きく、リハビリテーション・アプローチは身辺ADLとともに、職業能力・余暇活用能力に対して行われた例が多かった。 II.平成11年度:疼痛とADLの関連およびプログラムの研究 末期癌患者のADLを低下させる要因として、最も多い動作時の疼痛について評価を行い、ADL指導の効果を検討した。その結果、2週間の指導で動作時疼痛が有意に改善し、同時にADL、特に移動能力(歩行、起き上がり等)が有意に向上した。 III.平成12年度 平成10年度、平成11年度の研究成果に基づいて、包括的QOL評価法を末期癌患者用に追補し、疼痛とADL評価スケールを作成した。そして、プログラム試案を考案した。
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