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神経・筋のリハビリテーション効果発現機序の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10838024
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

田中 信行  鹿児島大学, 医学部, 教授 (40041454)

研究分担者 丸山 征郎  鹿児島大学, 医学部, 教授 (20082282)
東郷 伸一  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50264411)
川平 和美  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (20117493)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード骨格筋のストレッチ / c-fos mRNA / 筋特異的転写制御因子 / 筋力増強 / リハビリテーション医学 / 骨格筋の電気刺激 / ミオシンmRNA / 筋特異的遺伝子転写制御因子
研究概要

近年、ストレッチ刺激が筋の肥大・増強を促していることが示唆されている。これまで、生体において持続的な筋のストレッチが筋の重量を増加させるというものや培養細胞に反復ストレッチ刺激を加えると筋の構成蛋白のmRNA発現の増加が見られるという報告がされている。しかし筋組織に対する反復刺激についての報告は乏しい。そこで我々は反復ストレッチ刺激に対する筋組織の反応を分子生物学的な視点から解析を行い検討を行った。
深麻酔下でラットの前脛骨筋およびヒラメ筋を摘出しマグヌス法を用いてクレブス液中にて約20%の反復ストレッチを行った。その後RNAを抽出し初期遺伝子であるc-fosと筋特異的転写因子であるMyogeninのmRNA発現をノザンブロッティング法を用いて検討した。2時間の反復ストレッチ刺激により前脛骨筋およびヒラメ筋の双方にc-fos mRNAの発現増加が見られた。また4時間の反復刺激後にMyogenin mRNA発現量の増加が認められた。
c-fosは初期遺伝子の一つでその発現の増加は、細胞の活性化を示すと考えられている。今回の我々の検討では、反復刺激により筋のc-fos発現量の増加がみられ、摘出筋組織の反復ストレッチは筋細胞の活性化を惹き起こしている事が示唆された。またそれに引き続き筋特異的転写因子のMyogeninの発現量が増加しておりこのことは筋細胞の活性化が筋の肥大・増強を促していることを示している。これらのことより筋の反復ストレッチは筋の肥大・増加を促していることが考えられ、神経・筋のリハビリテーションの臨床において筋のストレッチは筋の維持増強に効果的であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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