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高齢障害者とその家族のQOLの向上のためのリハビリテーションと福祉との連携

研究課題

研究課題/領域番号 10838032
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学
研究機関帝京平成大学

研究代表者

上田 敏  帝京平成大学, 帝京メディア・ラボ, 研究員 (80010213)

研究分担者 大川 弥生  国立長寿医療研究センター, 部長
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード高齢者 / 障害者 / 家族 / QOL / リハビリテーション / 福祉 / ADL / 脳卒中 / 社会福祉
研究概要

本研究は高齢障害者のQOL(quality of life)を実証的に分析するとともに、それを向上させるための有効なプログラムを確立することを目的とした。その際重視したのは、1)WHO国際障害分類改定案の「生活機能と障害」に対応する客観的QOLだけでなく、主観的QOLをも含めてQOL全体を構造的にとらえるべきで、各階層間の相互作用が重要である、2)高齢又は障害は本人だけでなく家族のQOLに対しても悪影響を与えるものであり家族のQOLをも重視すべき、3)QOL向上には医学的リハビリテーション(以下リハ)プログラムが機能障害レベル(生命の質)中心でなく能力障害レベル(生活の質)と社会的不利レベル(人生の質)に重点を置くものであることが重要、などの点である。
3年間にわたり、高齢障害者とその家族の客観的・主観的QOLの状況と問題点、それを向上させるための有効な方策の研究のために、脳卒中により医学的リハを受けた後に自宅に復帰し在宅生活を送っている高齢者とその配偶者を主たる対象として「包括的QOL評価法」による面接調査を行った。
その結果、1)障害発生によるQOL低下とその回復には性差・年齢差が存在する、2)高齢障害者本人のQOL低下によって家族のQOLも低下し、悪循環を形成する、3)「障害の受容」によって主観的QOLは向上するが、より高い客観的課題に挑戦することで一時的にそれが低下し、その課題の克服によって再び上昇するという「仮の受容」の存在が確認できた、4)生活の質と人生の質に重点を置く目標指向的リハ・プログラムが客観的・主観的QOLを向上させるのに非常に有効である、等の貴重な成果を得ることができ、リハ、福祉、介護のありかたについて大きな示唆が得られた。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 上田敏,大川弥生: "リハビリテーションとQOL"リハビリテーション研究. 通巻98号. 14-19 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田敏,大川弥生: "QOLの評価"リハビリテーション研究. 通巻99号. 21-31 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田敏,大川弥生: "障害者のQOLとQOL向上のためのリハビリテーションアプローチ"リハビリテーション研究. 通巻101号. 35-44 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UEDA,Satoshi and OKAWA,Yayoi: "Rehabilitation and QOL"Rehabilitation Research. No. 98. 14-19 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UEDA,Satoshi and OKAWA,Yayoi: "Evaluation of QOL"Rehabilitation Research. No. 99. 21-31 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UEDA,Satoshi and OKAWA,Yayoi: "QOL in People with Disabilities and Rehabilitation Approach for Improvement of QOL"Rehabilitation Research. No. 101. 35-44 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAWA,Yayoi: "Goal-Oriented Care : Its Principles and Practices (Book)"Chuohoki Publishers. (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田敏,大川弥生: "障害者のQOLとQOL向上のためのリハビリテーション・アプローチ"リハビリテーション研究. 通巻101号. 35-44 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 上田 敏、大川 弥生: "リハビリテーションとQOL"リハビリテーション研究. 通巻98号. 14-19 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上田 敏、大川 弥生: "QOLの評価"リハビリテーション研究. 通巻99号. 21-31 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上田敏: "リハビリテーションとQOL" リハビリテーション研究. 通巻98号. 28-32 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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