研究課題/領域番号 |
10839009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物臨床医学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
原田 悦守 (1999) 鳥取大学, 農学部, 教授 (90001536)
竹内 崇 (1998) 鳥取大学, 農学部, 助手 (20216849)
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研究分担者 |
竹内 崇 鳥取大学, 農学部, 助手 (20216849)
原田 悦守 鳥取大学, 農学部, 教授 (90001536)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 老齢犬 / 痴呆症 / ドコサヘキサエン酸 / 脳機能 / 睡眠リズム / 痴呆モデル動物 / 睡眠障害 / 学習機能 / イボテン酸 / 脳の電気活動 / 視覚誘発電位 / 聴性脳幹誘発電位 |
研究概要 |
老齢犬の睡眠・覚醒リズム 前年度に行った老齢犬の脳機能、視覚・聴覚機能のスクリーニングテストに引き続き、睡眠・覚醒リズムについて検討した。実験には、16才以上の老齢犬2頭及び若齢犬2頭(対照群)を用い、テレメトリーシステムによる脳波・筋電図・心電図の24時間連続記録を行った。その結果、若齢犬では明瞭な明暗リズムが認められ、さらに明期においても一過性に睡眠のピークが出現した。これに対して老齢犬では、暗期の睡眠は分断され、明期においても断続的な睡眠傾向が認められた。さらに老齢犬では、REM睡眠が激減し、総睡眠時間も減少する傾向にあった。これらの結果は、人の高齢化に伴う睡眠障害のパターンに酷似しており、老齢犬がモデル動物となる可能性が示唆された。 痴呆モデル動物(ラット)に対するDHAの効果 DHA欠乏食で飼育したWistar-Imamichi系雌ラットを交配し、得られた新生子を8週齢までDHA欠乏食で飼育し、DHA欠乏ラットを作成した。このラットを用いて8週齢から7日間にわたり能動回避試験を実施した。各試験後にDHA(投与群)あるいは生理食塩水(対照群)を経口投与した。その結果、対照群では3日目まで学習効果は全く認められず、7日目で約50%の回遊率であったのに対し、投与群では、初回の投与から劇的な学習効果が認められ、4日目には回避率80%の学習達成域に至った。これらの結果から、今回作成したDHA欠乏ラットはDHAに依存した学習障害を呈することが示唆され、DHAの改善効果も確認された。
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