1.米国の学生サービスに関する事前研究 インターネットや文献調査により、米国の学生サービスの在り方も、大学のタイプにより異なることが明確となった。すなわち、研究重視の総合大学か教養教育重視のリベラルアーツカレッジか、私立大学か州立大学か、寮制大学(residential college)か通学制大学(commuter college)かで異なり、それぞれを個別に研究する必要が生じた。従って、タイプ別に代表的大学をピックアップし、訪問調査をおこなうこととした。 2.実施訪問、視察 上記の手続きによりピックアップした大学のうち、アポイントメントのとれた4大学を訪問し、学生サービス施設の視察、および学生サービス従事者(学生担当教職員、カウンセラー、寮監など)へのインタビュー調査をおこなうとともに、わが国の現状を紹介しコメントも求めた。また、高等教育研究者とも接触し、高等教育における学生サービスの位置づけに関して、情報収集をおこなった。 3.講演会の開催 わが国での現状のさらなる把握と情報交換のために、先進的取り組みが見られる2大学の学生サービス従事者/研究者を講師とする公開研究会を開催し、他大学からの参加者も含め情報交換や議論をおこなった。 4.報告書の作成 前年度の研究結果、および以上の本年度の研究結果を、報告書としてまとめ、関係機関に配布した。
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