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NGO(民間公益団体)と大学とのパートナーシップの可能性

研究課題

研究課題/領域番号 10871045
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関立教大学

研究代表者

上田 信  立教大学, 文学部, 教授 (90151802)

研究分担者 金子 啓一  立教大学, 文学部, 教授 (30194905)
上田 恵介  立教大学, 理学部, 助教授 (00213348)
阿部 珠理  立教大学, 社会学部, 教授 (50184213)
佐々木 研一  立教大学, 理学部, 教授 (70022647)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード大学 / NGO / 緑化 / アイヌ民族 / ワーキングツアー / ナショナルトラスト / NGO(非政府組織) / NPO(非営利組織) / ボランティア活動 / 大学教員 / 環境問題 / 人権 / 開発教育 / アジア
研究概要

前年度から引き継がれた問題点
前年度は、NGOに関する情報収集と、NGOに関心を持つ大学教員に対する聞き取り調査を行い、基本的な認識を得るように努めた。今年度は、研究の焦点を緑化NGOに定め、その行為に参画し、実践的に研究を進めた。
(1) 緑化リーダー養成講座
GENは中国の沙漠化地域の一つである山西省の高度高原において、現地の青年連合会とパートナーシップを組んで緑化活動を行っている。そのなかで、現地の植生の調査、育苗・植林技術の向上、病害虫被害の分析などにおいて、大学教員や元教員と連携を図っている。その主なメンバーを招き、「緑化リーダー養成講座」というタイトルのもと、講演会を開催し、そのNGO経験に関するデータを集めた。
(2) ワーキングツアー
チコロナイは北海道でアイヌ民俗が多く住むニ風谷において、アイヌ文化の基盤となる森林の再生を目的とするナショナルトラスト活動である。毎年、数度にわたり現地においてワーキングツアーを企画しており、上田が参加して大学とのパートナーシップの可能性を探った。その結果、ナショナルトラスト活動は自然と文化と生活とを総合的に考察する機会を与えるものであり、ワーキングツアーは有効な教育の場となりうることが明らかとなった。
(3) 文学部集中合同講義「アジア・開発・NGO」
大学の学生のNGOに対する取り組みを調べるために、文学部の集中合同講義にNGOを取り上げた。学生にNGOが企画したシンポジウムやイベントの情報を提供し、興味を持ったものに参加するように促した。その結果、学生のNGOに対する目を開かせるためには、きめの細かいサポートが必要であることが明らかとなった。
(4) サポートセンターの必要性
以上の研究・調査の結果、大学とNGOのパートナーシップを構築するためには、両者の事情に精通したものがマッチンキグさせるための第三者的なサポート体制をつくる必要があることが明らかとなった。今後は、そのサポートセンターの設立の条件などについて、実践的に研究を展開させてゆきたい。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 上田 信: "被害者・遺族にとっての細菌戦訴訟"史苑. 60-1. 101-118 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上田 信: "森と緑の中国史"岩波書店. 259 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上田 信: "森と緑の中国史-エコロジカル-ヒストリーの試み" 岩波書店, 250 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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