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日本手話文法記述のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10871071
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

箕浦 信勝  東京外大, 外国語学部, 助手 (90262211)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード日本手話 / 類型論 / 対照言語学 / 北米先住民語 / 主要部標示 / 名詞と動詞の不峻別 / 順向・反転 / 語彙的接辞 / 手話 / 品詞 / 頭部標示 / 反転 / ボイス / 孤立語 / 結合価
研究概要

平成11年度は、研究代表者も属するDRroろう者学研究センター手話学チームの諸メンバーおよび、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科の諸講師の協力を得、研究をすすめた。春から夏にかけては手話学チーム主催による、全7回にわたる連続講義「ろう者のための(手話)音声学」の講師をつとめた。7月10日、11日の両日、新潟県妙高高原で開かれた日本手話学会第25回大会においては、「日本手話と北米先住民諸言語の類型論的対照研究」を発表した。10月15日から17日まで、アメリカ合衆国ワシントンDCにある、世界で唯一のろう者のための大学ギャロデット大学において、世界の手話学の先駆者である、ウイリアム・ストーキーの80歳の誕生日を記念して開催されたシンポジウムに参加した。秋には、東京外国語大学百周年記念論文集に「日本の北アメリカ的言語:日本手話」が掲載された。
前年度からの引き続きであるが,研究代表者はろう者の母語である日本手話は、日本語とは類型論的に異なった文法を持ち、一方北アメリカの先住民諸言語とは、類型論的な類似点を多く共有することに目を付け、ここを中心に研究を行っている。なお、日本手話と北アメリカ先住民諸言語が共有する類型論的諸特徴は、主要部標示、名詞と動詞の不峻別、順向・反転、類別詞、名詞抱合、語彙的接辞、重複法、音象徴と擬声語、輯合性などである。
なお、先のことであるが、2000年7月にオランダ・アムステルダム大学で開催されるTISLR7「手話研究における理論的諸問題」第7回大会に、研究代表者と国リハ学院手話通訳学科の市田泰弘講師の「順向・反転」に関する共同研究口頭発表が採択された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 箕浦信勝: "日本の北アメリカ的言語:日本手話"東京外国語大学百周年記念論文集. 223-257 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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