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日本企業におけるポスト・リーン生産システムについて

研究課題

研究課題/領域番号 10873014
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関甲子園大学

研究代表者

信夫 千佳子  甲子園大学, 経営情報学部, 助教授 (90289009)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワードセル生産システム / 自律性 / 多様性 / 柔軟性 / 自己安定性 / 自己組織性 / 不確定性 / リーン生産システム / ライン・カンパニー制 / 適応性 / 統合性 / ジャスト・イン・タイム / 多様化 / 統合化 / 共同と支援 / ビジョンの共有化 / 生きているシステム
研究概要

ポスト・リーン生産システムとしてモデルとなる工場を引き続き調査した。(1)トヨタ自動車・田原工場においては、「現在のトヨタ生産方式の取り組み」について調査し、リーン生産システムの原点であるトヨタ生産システムの進展を把握することができた。(2)ロボットによるセル生産ライン構築に取り組んでいるデンソー・安城製作所では、「市場の不確実性に順応する生産システム(APS)の開発」を調査し、山武・藤沢工場では、「着々自働化ラインでのモノづくり」を調査したが、マン・マシン・システムによる生産性の高い協働システムの実現を研究することができた。(3)住友電装・鈴鹿製作所では、「ライン・カンパニー制による事業体質強化、およびN-IE研修によるモノづくりの改善」を調査し自律性の高い生産システムの進展を研究した。
本年度の成果として、工業経営学会・西日本部会の報告では、従来のライン生産システムに比べて不確定性パラメーターに対して優位性があるセル生産システムの成功事例について、調査した工場のうち10の事例分析をした上で、"セル生産システムの成功要因""について述べてみた。日本経営学会・関西部会の報告では、日本の製造企業における昨今の激しい環境変化に対して、セル生産システムは、どのように生産性を高め、自己安定性、自己組織性について優位性を持たせることができるかについて考察した上で、"セル生産システムの特性についての仮説"を述べてみた。論文発表においては、不確定性パラダイムにおけるセル生産システムの優位性について述べ、その特性を考察し、さらに"セル生産システム構築の課題"について提示した。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 信夫千佳子: "不確定性パラダイムにおけるセル生産システムの優位性について"甲子園大学紀要 経営情報学部 編. No.28. 39-55 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 信夫千佳子: "自主管理作業集団の編成について-住友電気工業株式会社のライン・カンパニー制の事例を中心に-"甲子園大学紀要 経営情報学部編. No27. 49-72 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 信夫千佳子: "セル生産システムの構想について" 関西大学商学論集. 43巻5号. 73-94 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 信夫千佳子: "セル生産システムの適応性について-生きているシステムの視点より-" 甲子園大学紀要 経営情報学部編. No26(B). 73-94 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 信夫千佳子: "ローランド株式会社の生産革新-都田工場のセル生産システム・かんばん方式・情報システムの導入を中心に-" 産業能率. 3月号. 7-11 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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