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ニンジンから得られた新規転移因子による遺伝子転写活性化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10874119
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関東京農工大学

研究代表者

小関 良宏  東京農工大学, 工学部, 助教授 (50185592)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
キーワードニンジン / 転移因子 / Tiプラスミド
研究概要

ニンジン培養細胞のphenylalanine ammonia-lyase遺伝子のプロモーター領域に見い出された新規転移因子を35Sプロモーター:ルシフェラーゼ遺伝子:nos terminator(nosT)の前に結合したコンストラクトを作成し、これをニンジン培養細胞由来のプロトプラストにエレクトロポレーション法によって導入し、一過的発現について調べた。その結果、この転移因子を含まないコントロールと比較して、ルシフェラーゼ活性に有為な差は見られず、この転移因子はプロモーター活性の活性化を引き起こすのではないことがわかった。さらにこの転移因子をnos promoter:カナマイシン耐性遺伝子:nosT-35S:β-グルクロニダーゼ遺伝子:nosT-35S:ハイグロマイシン耐性遺伝子:nosTを含むTi-プラスミドの35S:ハイグロマイシン耐性遺伝子の前の部分に導入したものを作成し、これをAgrobacterium tumefaciensを介してニンジン培養細胞に導入し、様々な濃度のハイグロマイシンを含む培地で選抜して生育してくるカルスの数を調べた。その結果、75mg/lのハイグロマイシンを含む培地においては、転移因子を含まないコントロールのTi-プラスミドを導入した場合と転移因子を含むTi-プラスミドを導入した場合において、カルスの数に有為な差が見られなかった。また100mg/lでは両者ともにおいてカルスの生育は見られなかった。これらのことから、この転移因子を導入した場合において、脱分化状態のニンジン培養細胞を用いた場合においては、この転移因子はプロモーター活性の活性化を引き起こすのではないことがわかった。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Inagaki,Y: "Genomic organization of the genes encoding dihydroflavonol 4-reductase for flower pigmentation in the Japanese and common morning glories." Gene. (印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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