研究課題/領域番号 |
10875153
|
研究種目 |
萌芽的研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
反応・分離工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
栗原 和枝 東北大学, 反応化学研究所, 教授 (50252250)
|
研究期間 (年度) |
1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 表面力測定 / 原子間力顕微鏡 / 二成分液体 / 吸着 / 固-液界面 / ナノ構造 |
研究概要 |
(1) 親水性ガラスを固体試料とし、シクロへキサン-メタノール(全濃度領域では自由に混合しない系)、シクロへキサン-エタノール(全濃度領域で混合)など二成分液体中でのガラス粒子及びガラス板間の相互作用、およびその濃度依存性を、コロイドプローブ原子間力顕微鏡(現有設備)で測定した。表面力曲線の変化と、バルク測定による吸着等温線を比較し、固一液界面でのアルコールあるいはシクロヘキサンの選択吸着層や境界の構造、ならびにそのバルク濃度依存性を明らかにする。吸着等温線は、屈折率変化(現有設備)と表面積測定(申請設備)により決定した。 (2) 疎水性ガラス表面について評価を行った。シクロヘキサンあるいはアルコールの表面への親和性と構造形成の関係について評価した。 (3) 極性-非極性二成分液体の組み合わせを変化させメタノールからプロパノールまで(2)と同様の評価を行った。1-プロパノールと2-プロパノールでは、実測した相互作用曲線に大きな違いが見られた。これらの測定からアルコールガラスの表面への吸着構造を議論した。
|