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ゼオライト薄膜中への金属錯体の閉じ込めによる新規高選択性NOセンサーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10875155
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 反応・分離工学
研究機関東京大学

研究代表者

大久保 達也  東京大学, 工学系研究科, 助教授 (40203731)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードゼオライト / 金属錯体 / センサー / NO_x / 環境 / 配位 / 配位子 / 薄膜 / NOx
研究概要

本研究では一酸化窒素NOが、ある種の金属錯体に特異的に配位結合する性質を利用し、配位に基づく色の変化を検出することによる、高選択性NOセンサーの開発することを目的とした。具体的にはゼオライト中のナノ空間中に金属錯体を、その場合成により閉じ込めることに基づく、新しい概念のセンサーを提案する。
第一年度はイオン交換と錯体形成に関する検討を中心に行い、骨格をファジャサイト型ゼオライト、配位子をEDTA、中心金属をコバルト、対象ガスをNOに規定することができた。そこで、第二年度においてはセンシング実験を中心とした検討を中心に行った。流通系の装置を作製し、上述のサンプルを調製後ガラス管に充填し、前処理を行った後にNOガスを導入した。その際の固体粒子の変化をUV-vis領域においてin-situで分光測定を行った。配位子のない場合の検討から、ガス中に含まれる水分を十分除去すれば、数分という実用上問題のない速度で300-450nmにNO吸着に基づく吸光度の変化が確認できた。この領域での変化は目視によっても確認でき、また水の吸着に基づく色変化とは分離できた。NO濃度によっては、吸光度も変化し、定量分析が可能であった。しかしながら、水が共存する場合には、応答速度が著しく低下した。そこで、EDTAを配位したところ、水の存在下でも比較的短い応答時間で測定することができた。金属錯体の導入量を増加させることにより、気相中のNO濃度をセンサーの色変化として、目視により測定することも可能になるものと思われる。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masaya Ibe, Midori Ohara, Masayoshi Sadakata,Tatsuya Okubo: "Zeolite-Based Nitrogen Monoxide Sensor"Transactions of Materials Research Society of Japan. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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