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含水アルコール中におけるトリエチルボランを開始剤とする新規ラジカル反応の開拓

研究課題

研究課題/領域番号 10875178
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 有機工業化学
研究機関京都大学

研究代表者

大嶌 幸一郎  京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00111922)

研究分担者 忍久保 洋  京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50281100)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード含水アルコール / 次亜リン酸 / ラジカル環化 / トリチルボラン / ラジカル反応 / 原子移動 / ヨード酢酸アリル / γ-ラクトン
研究概要

ラジカル反応は、生体内の主反応であることからも理解できるように,空気・水といった有機化学の炭素-炭素結合生成反応における禁忌事項が,全く問題にならない。また,種々の選択性も,一般的な有機金属を用いるものと反応機構が異なるので,変化する。しかし,問題となるのは,何をラジカル供給源にするかである。スズヒドリドを用いるのが一般的ではあるが、毒性・価格を考えると,決して使用しやすいとはいえない。本年度,我々はラジカル源として次亜リン酸を使用することにした。
次亜リン酸は,有機溶媒に不溶で,水溶液として使用できる。しかし,有機物を溶解するため,溶媒系として含水エタノールを用い,6-ヨードアルケン,7-ヨードアルケン誘導体のラジカル環化反応を次亜リン酸を用いて試みた。ラジカル開始剤として種々検討した結果,AIBNが最も良い結果を与え5-exo環化,6-exo環化を効率良く行うことができた。本研究は,次亜リン酸を用いるので,生体反応のモデル反応とも考えられる。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] H.Yorimitsu: "Radical Cyclization Reaction Using a Combination of Phosphoric Acid and a Base in Aqueous Ethanol"Chemistry Letters. 104-105 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] T.Nakamura: "Reduction of Organic Halides with Tri-2-Furanylgermane : Stoichiometric and Caralytic reaction"Synlett. 1415-1416 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yorimitsu: "Trietlylborane-Mediated Atom Transfer Radical Cyclizartion Reaction in Water" J.Org.Chem. 63・23. 8604-8605 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yorimitsu: "Radical Addition of 2-Iodoalkanamide or 2-Iodoalkanoic Acid to Alkenols Using a Water-Soluble Radical Initiaton in Water" Tetrahedrn Letters. 40・3. 519-522 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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