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コガネムシに殺虫活性を有するB.popilliaeの結晶タンパク質遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 10876010
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 蚕糸・昆虫利用学
研究機関北海道大学

研究代表者

浅野 眞一郎  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (60222585)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードB.popilliae / コガネムシ / 結晶タンパク質遺伝子 / B.thuringiensis / cry2遺伝子 / N末端解析 / 分離株 / cryBPl遺伝子
研究概要

当該研究者は既に、北海道のゴルフ場にて数種のコガネムシを採取して、そこからB.popilliae菌株(3菌株、var.Mame,var.Hime,var.Sakura)を分離し、それらのB.popilliae菌株の結晶タンバク質を解析した。各菌株の結晶タンパク質のSDS-PAGEによる解析の結果、それぞれの菌株が約80kDaのペプチドからなる結晶タンパク質を産生していることが明らかとなった。そこで、var.Mame株の80kDaのペプチドのN末端アミノ酸配列の解析(10残基)を行った。その結果、報告されている、B.popilliae由来のタンパク質との相同性は認められなかった。
既に報告されている、B.popilliae由来の結晶タンパク質遺伝子(cryBP1:cry18A)に特異なオリゴヌクレオチドプライマーを合成し、B.popilliae菌株のcry遺伝子の検索をPCR法を用いて行った。各種プライマーを用いてcry遺伝子検索を行った結果、これらのB.popilliae菌株が、報告されているcryBP1遺伝子を有しないことが明らかとなった。これらのB.popilliae菌株の有するcry遺伝子をクローニングするため、cryBP1遺伝子の上流域に存在するorf1に注目し、このorf1の塩基配列を基にDNAプライマーを作成した。そのプライマーを用いて、B.popilliae var popilliae株のゲノムDNAをテンプレートとして、PCR法によって約300bpの断片が増幅された。この増幅された断片を解析したところ、orf1と高い相同性が認められた。現在は、この増幅されたDNA断片の上・下流域のクローニングを進めている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浅野真一郎: "札幌で分離されたB.popilliaeの性状について"東北蚕糸研究報告. 24号. 22 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 浅野眞一郎: "コガネムシ類に対して殺虫活性を有するcry遺伝子の検索" 東北蚕糸研究報告. 23号. 13 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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