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G蛋白βγサブユニットの新しい標的分子としての細胞死遺伝子カスパーゼの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877021
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

西本 育夫  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80180652)

研究分担者 松田 修二  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70296721)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード神経細胞死 / カスペース
研究概要

予定された計画に従って、Gβ1-6 cDNAおよびGγ1-7 cDNAをペイトベクターに挿入し、caspase 1-13 cDNA、ならびに、活性中心にあるcysのserあるいはGly変異体cDNAをtargetベクターに挿入について、two hybrid screeningをLexシステムを用いて行ったが、陽性コロニーは得られなかった。しかし、特異性に優れるLex Aシステムが核内での2分子相互作用を見るのに有利であるが、Gβγとcaspaseとの想定される相互作用は細胞質内で惹起されることを考慮して、次に、細胞質での2分子相互作用を見るに有利なGAL4システムを用いて再検討した。このとき、Gβ2は、caspase 1ファリミーのカスペース(1、4、5)と弱い相互作用を示し、インタラクションサイトが、caspase 1ファリミーでは共通にスモールサブユニットの一部で、カスペース1の第323-343残基に相当する領域であると推定されたが、フィルターを用いた半定量法でのアセスメントには著しい限界がある為、現在、定量法を試みている。更に、Gβ2とcaspase 1ファリミーとの弱い相互作用が、Gγサブユニットの共存で強い相互作用に変換される可能性を考慮して、Gβ2とGγ2との融合遺伝子を作成しベイトベクターに挿入して用いたが、相互作用の強度の変化はいづれのカスペースに対しても見られなかった。そこで、現在、第3のセレクションマーカーを用いたスリーハイブリッド法を確立し、これに定量法を組み合わせた系を用いて相互作用強度の変化を検討している。以上まとめると、今後の改良と更なる検討は必要であるが、目標であったGβγ遺伝子とカスペース分子との相写作用を見い出したばかりでなく、相互作用するカスペース分子種を同定したと考えられる結果が得られ、萌芽研究としての目的を果たしたといえる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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