研究課題/領域番号 |
10877031
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
范 江霖 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (60272192)
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研究分担者 |
下釜 達朗 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (50170999)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 動物モデル / 高脂血症 / 動脈硬化 / トランスジェニック / リポ蛋白 / 代謝 |
研究概要 |
アポ蛋白(a)トランスジェニックウサギ作製について: 1. 現在完成したヒトアポ蛋白(a)トランスジェニックウサギの結果をまとめ、昨年11月7日のアメリカ第71回心臓学会(AHA)で報告した。その論文も作成し、すでにBiochemBiophysi Res Commにacceptされた。 2. アポ蛋白(a)の動脈硬化発生への影響を調べるため、ヘテロアポ蛋白(a)トランスジェニックウサギ6羽と正常ウサギ6羽を用いて0.3%コレステロール食を負荷し動脈硬化発生に及ぼす影響を検討した。高脂血症による引き起こされた動脈硬化病巣にアポ蛋白(a)の沈着がみとめられた。その結果は平成11年日本動脈硬化学会で報告を予定している。 リポ蛋白リパーゼトランスジェニックウサギについて: 現在までに全身にヒトLPLを発現するβ-chicken actin promoterのトランスジェニックウサギ3羽とマクロファージで特異的に発現するスカベンジャーレセプターpromoterのトランスジェニックウサギ4羽の作製に成功している。全身に発現するトランスジェニックウサギのうちの一羽を解析したところ、多臓器でヒトLPLmRNAを発現しており、ヘパリン注射後のLPL血中濃度は300ng/dl(ヒト健常者130ng/dl)で正常ウサギより3倍も高い活性が認められた。他のトランスジェニックウサギの分析と繁殖は現在進行中である。これらの結果は平成11年日本動脈硬化学会で報告を予定している。
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