研究課題/領域番号 |
10877069
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
豊嶋 英明 名古屋大学, 医学部, 教授 (10023657)
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研究分担者 |
近藤 高明 名古屋大学, 医学部, 助教授 (00195900)
榊原 久孝 名古屋大学, 医学部, 教授 (80153873)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 医療需要 / 推計人口 / 受療率 / 国民健康保険 / 患者調査 / 入院患者数 / 保健サービス / 医療サービス / 福祉サービス |
研究概要 |
地域の将来医療需要を推計する方法として、岐阜県中津川市の将来推計人口と患者調査結果から、一日あたりの入院患者数の推計値を算出した。まず基礎となる将来人口の推計は、過去5回の国勢調査をもとにセンサス変化率を求め、今後の性別年齢階級別予測人口を算出する方法を採った。続いて平成5年実施の患者調査の全国値での年齢階級毎の受療率を推計人口と掛け合わせて、平成27年までの入院患者数の推計を行った。 これとは別に、中津川市の国民健康保険レセプトから得られる1月当たりの入院患者総数から、一日あたりの入院患者数を推定する方法を考案した。そのために平成5年実施の患者調査結果をもとに、前月からの繰り延べ入院患者数と新規入院患者数を分離し、さらに後者の値に在院日数別の累積百分率を掛け合わせることで、一日あたりの値に換算した。この方法で得られた値は、受療率と人口から求めた値よりやや大きな推定値が得られた。その理由として、国民健康保険加入者では他の医療保険加入者より入院期間が長いため、その値をそのまま全市民の入院状況と等しいと仮定したことの影響が考えられる。しかし、既存の資料から医療需要を推定するには有効な方法であると考えられた。
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