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自閉症児の母親が自分の子どもの障害を受容する過程を語った生活物語の分析

研究課題

研究課題/領域番号 10877072
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関広島大学

研究代表者

山崎 せつ子  広島大学, 医学部, 助手 (10263708)

研究分担者 鎌倉 矩子  広島大学, 医学部, 教授 (50072997)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード障害受容 / 障害児 / 母親指導 / 有能感
研究概要

障害児の母親が子どもの障害を受容することは、母子双方にとって重要なことである。
本研究は母親が障害を受容するまでの思いの変化の過程を明らかにし、その変化をもたらした要因を同定することを目的として、自閉症児である我が子の育児を肯定的にとらえた母親2名に面接し各々の育児に関する思いの変遷に関して生活物語を語っていただき、分析考察したものである。
物語は、子どもが何かおかしいと母親が思ってから、育児を肯定的に捉えるまでの期間を対象とした。
対象1:育児に対し肯定的になったのは子どもが5歳の時で、それまでに母親は、(1)不安、(2)がむしゃらな育児、(3)環境や子どもからの学び、(4)理解と納得、(5)より広い環境との対話(6)受容という経過を経ていた。最終的に母親に障害児の母親でよかったと思わせたものは、母親自身の人生に対し母親が感じた質的向上であった。母親の成長をもたらした要因は、初期には偶発的出来事と環境からの受動的影響、後期には必然的出来事と環境への能動的関わりであった。
対象2:母親は、小学校に我が子を入学させた後「この子の親で悪くない」と思うようになった。経過は、(1)母親の不安、(2)子どもの成長と母親の喜び、(3)子どもの退行と母親の無力感、(4)子どもの安定と母親の受容と、子どもの状態を基に時々の思いを重ねていた。母親に自閉症児の母親で悪くないと思わせたものは、最終的な子どもの安定、地域の受け入れ、自己成長の実感であった。母親は、将来のいろいろな可能性を考えて控えめな表現「悪くない」をあえて用いていた。
療育者としての日々の関わりが母親の自己成長感に貢献していること、療育者の長期的視点に基づいた対応が重要であることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山崎せつ子: "事例報告:自閉症児の母親の障害受容-障害児に対する偏見を解消し、わが子Aの全存在を受容した母親について-"第3回、広島県 作業療法学会論文集. 13 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎せつ子: "事例報告:自閉症児の母親の心理状態-障害を栄養源とし、よりQOLが向上した水準に至るまで-"作業療法. 17. 307 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎せつ子: "事例報告:自閉症・多動児Dの母親の心理-その育児体験を肯定的に受け止めるまで"作業療法. 17. 191 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2025-11-17  

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