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加齢に伴うテロメアDNAの短小化を利用した、法医学領域での年齢推定

研究課題

研究課題/領域番号 10877076
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関千葉大学

研究代表者

斎藤 久子  千葉大学, 医学部, 助手 (10292674)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードヒトテロメアDNA / テロメア / テロメア長 / 年齢推定 / 法医学 / DNA
研究概要

テロメアDNAとは、反復配列で構成されている染色体末端構造のことで、ヒトテロメアDNAでは、TTAGGGの反復配列がテロメア側にその3'末端が向かうように、数Kbから約20Kbにわたって存在する。このテロメアDNAの長さ、つまりテロメア長が加齢に伴い短小化していくことを、法医学領域での年齢推定に応用できるのではないかと検討中である。健康人41人(20〜60代)の末梢血から、フェノール・クロロホルム抽出とエタノール沈殿により、高分子量・高純度のDNAを抽出した。これらのDNAのうち9サンプルを用いて、ランダムプライマー法により蛍光標識された(TTAGGG)25プローブによるサザンハイブリダイゼーションを行い、アルカリホスファターゼと化学発光試薬CDP-Star^<TM>の組み合わせ(核酸ラベリングキット、ナイロンメンブラン、検出試薬ともに第一化学薬品)により検出しテロメア長を測定した。しかし、上記の方法では、加齢とテロメア長短小化との明らかな関係は得られなかった。今回用いたDNAの年齢層には偏りがあるため、20歳以下と60代以降の年齢層のDNAを集め、さらに、プローブの配列、蛍光物質以外の標識法などを再検討していく予定である。また、法医学領域では陳旧、微量なサンプルが多いため、抽出したDNAが断片化されていることが考えられる。したがって、低分子量のDNAを用いても検出可能で、より簡便なテロメア長測定法を開発していきたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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