研究課題/領域番号 |
10877116
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
立石 修 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50188273)
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研究分担者 |
野木村 健 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手
後藤 豊 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手
伊藤 哲志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30256333)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 心音 / 冠動脈狭窄音 / 虚血性心疾患 / スペクトル解析法 |
研究概要 |
冠動脈狭窄例および正常例について、胸骨左縁第2、3、4肋間および胸骨右縁第2、3肋間で心音を記録した後、高感度センサーを用いスペクトル解析を行い、冠動脈狭窄例の心音スペクトルの特徴を検討した。 (1)拡張期心音スペクトルの特徴 狭窄例では若年健常例、非狭窄例、高度狭窄例とくらべ600Hz台のパワー比が統計学的有意差をもって増大していた。また、経皮経管的冠動脈形成術を行い、左前下行枝近位部の90%狭窄が0%に改善した症例の心音スペクトルについて治療前後のスペクトルの変化を比較すると、狭窄時にみられた600Hz台のピークは狭窄の改善に伴い消失していた。以上のように、600Hz台のパワー比増大は狭窄例に特徴的な所見と考えられた。 (2)心音パワー比(600-699Hz) 狭窄群,若年健常群,非狭窄群,高度狭窄群について心音パワー比を求め、心音パワー比(600-699Hz)を指標とした冠動脈狭窄例診断の可能性について検討した。冠動脈狭窄例では若年健常例、非狭窄例または高度狭窄例と比べパワー比が高値であった。狭窄例のパワー比が高値となる記録部位は狭窄部位により異なり、狭窄音発生の好発部位があると考えられた。末梢の冠動脈枝や近位部より末梢にかけて狭窄が連続している症例では統計学的有意差認めなかった。 (3)狭窄音以外の雑音成分の影響 心音記録の際、周囲環境より発生する雑音が混入するため診断精度が低下し、臨床応用にはこの雑音成分の除去が必要と考えられた。
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