研究課題/領域番号 |
10877118
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
松原 弘明 関西医科大学, 医学部, 講師 (10239072)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | アンジオテンシンII / アンジオテンシンII受容体 / 心筋線維芽細胞 |
研究概要 |
アンジオテンシンII(AngII)受容体には全く異なる細胞内シグナルを持つ1型(AT1)、2型(AT2)が存在する。AT1は心血管系に主に存在し、血管収縮・陽性変力といったAngIIの古典的心血管・増殖作用を伝達する。心筋線維芽細胞にはAT1が主として存在し、強力な細胞増殖作用を発揮し、これにはERK増殖キナーゼが深く関与する。AngIIで処理した心筋線維芽細胞由来のmRNAより、dirrcrential displayを用いて単離に成功した誘導蛋白は数個得られた。そのうち1つはSH2基をアミノ端に含む未知のセリン・スレオニン型蛋白ギナーゼであることを見いだした。この蛋白を含む融合蛋白を線維芽細胞に強制発現すると、興味あることに、AT1刺激で誘導されるERK・JNK開殖キナーゼ活性化は抑制された。この増殖キナーゼ抑制機構および上流シグナルに関与する制御機構は現在検索中である。
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