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真皮Thy-1陽性樹状細胞の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877133
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関東京大学

研究代表者

玉置 邦彦  東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30010432)

研究分担者 中村 晃一郎  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (60175502)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードT細胞 / 皮膚 / DETC / dermalThy-1^+DC / IL-12 / IL-18 / IFN-γ / IL-7 / 真皮樹状細胞 / Thy-1抗原 / マウス / ルークトランスジェニックマウス / αβT細胞 / γσT細胞 / サイトカイン
研究概要

本研究ではマウス真皮に見出されたThy-1抗原を発現している樹枝状の形態をとる"dermal Thy-1 positive dendritic cell"(dermal Thy-1^+DC)について検討を進めた。その際マウス表皮に存在するdendritic epidermal T cell (DETC)についても検討した。DermalThy-1^+DCを単離することをDETCと併行して行なった。パニング法によってDETCは90%以上の純度で回収できたが,dermal Thy-1^+DCについては単離できなかった。そこでDETCについてはこれまで充分検討されていないIFN-γ産生機序について検討した。またdermal Thy-1^+DCについてはその発生についてIL-7トランスジェニックマウス(tgマウス)を免疫組織学的に検討することとした。DETCのIFN-γ産生については,IFN-γ誘導性サイトカインであるIL-18とIL-12について行なった。その結果DETCからのIFN-γ産生はIL-12またはIL-18単独では誘導されないが,IL-12とIL-18の共存下では誘導されることが明らかになった。更にこのようにして誘導されるIFN-γはマウスによって異なり,C57Be/6ではBALB/Cに比較すると多量のIFN-γが産生され,これがそれぞれのマウスがTh_1,Th_2に偏位されることの要因のひとつである可能性が示唆された。IL-7tgマウスにおいては,真皮の毛包周囲にT細胞の増殖がみられ,次第に増数し,真皮全体に多数のT細胞浸潤をきたすことが明らかにされた。これらはαβTCR,γδTCRを発現する多様なT細胞から成っていることも明らかになった。IL-7tgマウスでみられた真皮のT細胞がdermal Thy-1^+DCの増殖による可能性があるものと考えられた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sugaya H, Nakamura K, Tamaki K: "IFN-γ production from dendritic epidermal T cells by IL-12 and IL-18"Journal of Investigative Dermatology. 113. 350-354 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Tamaki K, Sugaya H, Nakamura K: "γδT cells in epidermis and dermis of the skin"Journal of Chemical Immunology. (in press).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 玉置邦彦,塩原哲夫: "皮膚免疫ハンドブック"中外医学社. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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