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CNFを用いた歯周病原菌の貧食細胞への影響の評価系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10877293
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

杉中 秀尋  広島大学, 歯学部, 教授 (70028736)

研究分担者 菅井 基行  広島大学, 歯学部, 助教授 (10201568)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードActinobacillus actinomycetemcomitans / CDT / 細胞膨化致死毒素 / 細胞周期 / G2 / M
研究概要

本研究は歯周病原菌、特にporphyromonas gingivalis(Pg),Actinobacillus actinomycetemcomitance(Aa)の貪食細胞内でのこれらの菌の病原性を評価する方法を確立することを目的とした。この方法の確立によって貪食された細胞内でのPg、Aaの病原性について分子レベルでの解析が可能となり、Pg、Aaの新たな病原因子の発見をもたらすことが期待されたからである。本目的の為の予備実験の過程でAaの培養上清ならびに菌体破砕画分に強い細胞毒性ならびに培養細胞の細胞周期をG2/M期で停止させる活性を見出したため、この活性本体を明らかにするために遺伝子のクローニング並びにDNAシークエンシングを行った。その結果、我々がクローン化した遺伝子は病原大腸菌やキャンピロバクターが産生する細胞膨化致死毒素Cytolethal Distending Toxin(CDT)であることが明らかにされた。この遺伝子は大腸菌内で発現され、菌体ならびに培養上清から毒素活性として回収された。CDT遺伝子は3つのORFから構成されたおり、cdtA,cdtB,cdtCと名付けられた。これらの産物は大腸菌菌体、培養上清に見出され、Aaでは菌体に見出されたが、上清にはCDTA,CDTCは見出されたかCDTBは見出されなかった。抗CDTC血清は組み換え型CDTの活性を完全に中和した。以上のことからAaは細胞膨化致死毒素CDTを産生することを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Motoyuki Sugai: "The cell cycle-specific growth-inhibitory factor produced by Actinobacillus actinomycetemcomitans is a cytolethal distending toxin." Infection and Immunity. 66. 5008-5019 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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