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MRI動画撮像法による構音運動の動的解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877305
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関昭和大学

研究代表者

道 健一  昭和大学, 歯学部, 教授 (40013891)

研究分担者 鈴木 規子  昭和大学, 歯学部, 助教授 (10112731)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードMRI / 声道形態 / 母音 / i / 構音障害 / 口腔疾患 / 構音運動 / 動的解析 / 舌、口底切除症例
研究概要

MRI動画撮像を試みるに先立ち,持続音構音時の口蓋,舌などの声道形状の描出法における撮像条件,計測法について検討を行った.まず,健常人5名について確認を行った後,過去の報告において構音障害が軽度であり,日常生活に問題ないとされる舌可動部半側切除症例,および重度となりやすい口底切除例,舌半側切除症例,舌亜全摘症例を10例選択した.MR画像の分析,音響分析の結果,/i/発音時において音響的特徴が健常範囲にある声道形状の要因は1)中央部付近にゆるやかな変化を示す部位が存在すること2)狭窄部位が中央部に近いこと,3)狭窄部の断面積が健常範囲に近いこと4)左右対称的な楕円形の声道形状を示すことである.音響的に1500〜3000Hzにピークが2つ存在するような異常となる要因としては1)中央部から後方部にかけて声道断面積の変化が著しく大きいこと2)中央部の断面積が著しく広いこと,3)声道形状が著しく不整形であることが考えられた.今後,さらなる撮像時間の短縮化,分析方法の検討を行い,動画によるMR撮像を行う予定である.
これらの成果は第43回日本音声言語医学会総会,第17回日本口腔腫瘍学会,音声・聴覚共催研究会14th ICOMS,Washington D.C.にて発表を行った.また,日本音響学会講演論文集,2-Q-13,信学技報,SP98-149,日本口腔科学会雑誌第49巻第2号,昭和歯学会雑誌第20巻第2号にて論文掲載が行われている.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 齋藤浩人: "舌・口底切除における異常構音の音響的特徴 -スペクトルのピーク分析の試み-"信学技報. SP98-149. 25-31 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 北村達也: "MRIによる舌・口底切除患者の3次元声道形状の計測の試み"日本音響学会講演論文集. 2-Q-13. 305-306 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤浩人: "MR撮像法を用いた3次元声道形状の計測-研究方法および健常人の声道断面積の検討-"日本口腔科学会雑誌. 49巻2号. 92-101 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤浩人: "MR撮像法を用いた3次元声道形状の計測-舌・口底切除症例の検討-"昭和歯学会雑誌. 20巻2号(掲載予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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