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ポジトロンCT(PET)を用いた咀嚼時の筋機能および脳機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877309
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

菊池 雅彦  東北大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60195211)

研究分担者 渡辺 誠  東北大学, 歯学部, 教授 (80091768)
佐々木 啓一  東北大学, 歯学部, 教授 (30178644)
伊藤 正敏  東北大学, サイクロトロンRIセンター, 教授 (00125501)
川田 哲男  東北大学, 歯学部, 助手 (80292225)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードポジトロンCT(PET) / 咀嚼 / 咀嚼筋活動 / 脳機能 / FDG / 局所糖代謝量 / 相関 / SPM96 / ポジトロンCT (PET)
研究概要

昨年度は、健常な正常有歯顎者を、任意側咀嚼群、右側咀嚼群、対照群の三群に分け、各群にはそれぞれ、咀嚼側を限定しない30分間のガムの咀嚼、咀嚼側を右側に限定した30分のガム咀嚼、30分間の安静をタスクとして与え、^<18>F-Fluorodeoxy-D-glucose(FDG)を56±8MBq(1.51±0.22mCi)を用いてPET画像を収集し分析した。咀嚼筋、舌筋の局所糖代謝量と相関して局所脳糖代謝量が増加した領域を検索した結果、任意側咀嚼時では、各筋と脳の局所糖代謝量との間に相関は認められなかったが、右側咀嚼時には各筋と脳の特定の領域の局所糖代謝量との間に正の相関が認められた。
今年度は、脳の各活動領域と相関を示す筋群をさらに詳細に分析したところ、橋の局所糖代謝と相関を示す筋(両側咬筋、両側側頭筋)、小脳の局所糖代謝と相関を示す筋(左側内側翼突筋、左側外舌筋、オトガイ舌骨筋)、線状体の局所糖代謝と相関を示す筋(左側外側翼突筋)、これらの領域のいくつかに相関を示す筋(両側外側翼突筋、右側外舌筋、内舌筋)に大きく分類することができた。橋は皮質咀嚼野から対側の閉口筋への興奮を伝達する経路であり、相関を示した領域には三叉神経運動核が存在することから、咬筋、側頭筋と相関して活動したものと考えられる。小脳は運動と筋の緊張のコントロールを行う役割を果たしていることから、内側翼突筋や舌筋群は下顎運動の安定および口腔内でのガムの保持に関与していることが示唆された。また、線状体は運動の中枢プログラム作成など複雑な運動の制御に関連していると考えられてることから、外側翼突筋は対側の咀嚼運動における運動の調節を担っているものと推察される。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 菊池雅彦、力丸 尚、渡辺誠、伊藤正敏: "ポジトロンCT(PET)を用いた咀嚼時の筋機能および脳機能に関する研究"

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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