• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

組織内回転移動照射型光化学療法の至適照射条件の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10877322
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

橋本 賢二  浜松医科大学, 医学部, 教授 (60094166)

研究分担者 村井 睦彦  浜松医科大学, 医学部, 助手 (00303553)
山口 万枝  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (40200612)
上田 吉生  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (10232761)
山田 一郎  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (10303570)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードATX-S10Na(II) / polyhematoporphyrin / 組織内回転移動照射型光化学療法 / VX2癌 / マイクロセレクトロンチューブ / 半導体レーザー / エキシマダイレーザー
研究概要

平成10年度に行った研究結果において、ATX-S10Na(II)使用、組織内回転移動照射型光化学療法(組織内照射法)は、十分な抗腫瘍効果を認めなかった。この原因として、1)半導体レーザー光の照射エネルギー不足、2)ATX-S10Na(II)は腫瘍選択制が優れており主に腫瘍血管への影響によりその効果が発現するため腫瘍塊周囲にある腫瘍細胞に対しての効果が少ないことが考えられた。11年度は、これら問題点を明確にするための研究をおこなった。方法は、家兎右側足背部にVX2癌を移植しある程度成長した腫瘍に対しpolyhematoporphyrin投与群(P群)は2mg/Kgを投与、48時間後に。ATX-S10Na(II)投与群(A群)は18mg/Kgを投与、4時間後に、組織内照射法を、P群は100J/cm(4mJ.40Hz=160mW)の条件で、エキシマダイレーザーを照射し、A群は160mW、総エネルギー100J/cmの条件で半導体レーザーを照射した。その他、照射条件として、腫瘍の体積を算出し、従来よりの実験結果より組織内ファイバーの周囲に半径8mmの抗腫瘍効果を仮定し照射ファイバーの本数を決定し実験を行った。また治療の際は、光強度測定機器の測定プローブをチューブから約10mmの位置に垂直に刺入、固定し測定研究をおこなった。結果として、実験個体によりばらつきはあるものの、光強度では、エキシマダイレーザーは、半導体レーザーに比べ最高20倍の光強度を測定した。しかしながら、肉眼的および病理組織学的観察においては、顕著な差は認めなかった。この理由としてa)足背部は一定の腫瘍を作製するには適しているが、解剖学的に骨など光の透過しない部位が多い。b)polyhematoporphyrinの用量が少ないこと、などが考えられた。現在、これら問題を解決し研究継続中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi