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口腔癌に対するアデノ随伴ウイルスベクターを用いたHSV-tk遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 10877323
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関名古屋大学

研究代表者

藤内 祝  名古屋大学, 医学部, 講師 (50172127)

研究分担者 各務 秀明  名古屋大学, 医学部, 助手 (80242866)
林 康司  名古屋大学, 医学部, 講師 (10238131)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード遺伝子治療 / 口腔癌 / アデノ随伴ウイルスベクター / HSV-tk / GCV / バイスタンダー効果
研究概要

本研究はアデノ随伴ウイルス(adenoassociated virus:AAV)ベクターを用いた単純ヘルペスチミジンキナーゼ(HSV-tk)遺伝子とガンシクロビル(GCV)による自殺遺伝子治療の口腔癌に対する有用性をin vitroで検討したものである.われわれは,まず4種類のヒト口腔扁平上皮癌細胞株:HSC-2,HSC-3,HSC-4,SASに対し,マーカー遺伝子としてLacZ遺伝子を含む組み換えAAVベクターを感染させ,AAVベクターによる遺伝子導入効率を調べた.その結果すべての細胞株において,MOI=1000で20〜50%、MOI=10000で100%の導入効率が得られた。次に,すべての細胞株にHSV-tk遺伝子を含むAAVベクターを感染させ、引き続きガンシクロビル(GCV)を投与した.HSV-tkの遺伝子導入とGCVの投与による殺細胞効果は,MOI=1000で約80%,MOI=10000でほぼ100%であり、顕著な殺細胞効果を示した.またMOI=1000での導入効率が20〜50%であったにもかかわらず,約80%の殺細胞効果が得られたという現象については,in vitroでのバイスタンダー効果によるものと推察された.以上の結果から,AAVベクターを用いた自殺遺伝子治療がヒト口腔癌の治療に対して有用であるとが示唆された.今後,さらにin vivoでの導入効率と抗腫瘍効果について検討したいと考えている.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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