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若年者における歯周疾患の予知に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877336
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

祖父江 鎮雄  大阪大学, 歯学部, 教授 (60029973)

研究分担者 大嶋 隆  大阪大学, 歯学部, 助教授 (80116003)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード歯周疾患 / PCR法 / グラム陰性嫌気性細菌 / 小児 / プラーク
研究概要

健常児120名と将来歯周疾患を発症する可能性が高いと考えられる小児の口腔内から歯肉縁下プラークを採取し,PCR法によってグラム陰性嫌気性細菌の有無を調べ,下記の結果を得た.
1. PCR法の検出感度と特異性について
設計通りの大きさの特異的なDNA断片が増幅され,培養法により得られた菌数と増幅されたPCR産物の間に相関性が認められた.
2. PCR法によるグラム陰性嫌気性細菌の検出について
1) 有病児(Chediak-Higashi症候群,先天性免疫不全症,Hypophosphatasia,Fibromatosa gingivae,Gingival overgrowth,Gingival recession)と健常児において,検出される菌種に差違はみられなかった.
2) 被験部位とした2ヶ所において,出現する菌種に大きな差はなかった.
3) P.gingivalis,T.dcnticolaはどの被験者から検出されなかった.
4) C.ochracea,C.sputigena,A.actinomycetemcomitans,C.recctusは,すべての年齢層より高率に検出された.
以上の結果は,小児や学童期の歯肉縁下プラークには既に種々のグラム陰性嫌気性細菌が定着している可能性が高いことを示しており,歯周疾患の発症との観点から歯肉縁下プラーク中のグラム陰性嫌気性細菌の有無と程度を,経時的に検査することの重要性を示唆している.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野田宮子: "小児におけるPCR法による歯周病原性細菌の検出" 小児歯科学雑誌. 36・2. 345 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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