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グリアベクターによる脳特異的タンパクデリバリー法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10877365
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 公道  京都大学, 薬学研究科, 教授 (80025709)

研究分担者 中川 貴之  京都大学, 薬学研究科, 助手 (30303845)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードグリアベクター / ミクログリア / 脳特異的タンパクデリバリー / サイトカイン / 遺伝子 / 脳障害治療
研究概要

末梢血管より注入されたミクログリア細胞が、脳特異的に組織移行する特性に着目し、培養ミクログリア細胞株に目的遺伝子を導入し、脳特異的に遺伝子を送達し発現させることにより脳障害治療効果が期待されるタンパク性因子を脳特異的かつ非侵襲的にデリバリーする技術は、脳障害治療など臨床への応用が期待されるだけではなく、脳機能解明のための基礎的研究においても強力な実験手法となり得る。この手法を開発するために、まず、培養ミクログリア細胞株へ外来的に遺伝子を効率よく高発現させる方法を検討した。Green fluorescent protein(GFP)、あるいは、サイト力インとGFPとの融合タンパク質をコードするcDNAを組み込んだを真核細胞発現用プラスミドを、カチオニックリポソーム法あるいはエレクトロポレーション法により導入した場合、0.003〜0.1%の効率で、高い発現を示す細胞が得られた。この発現は1ヶ月以上経過しても維持されていたことから、この細胞を脳内へ移行させた後にも、遺伝子がコードするタンパク質の持続的な効果を期待することができる。しかし、脳内へ細胞を移入させるに際し、目的遺伝子を発現するミクログリア細胞を量的に確保することが必要である。この問題は解消するには、導入遺伝子を発現するミクログリア細胞の単離・クローン化が必要であり、現在、fluorescein avtivated cell sortor(FACS)を用いた方法の確立を検討している。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Nishiyori,A.et al.: "Localization of fractalkine and CX3CR1 mRNAs in rat brain: Fractalkine plays a role in signaling from neuron to microglia?" FEBS Lett.429. 167-172 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Ohtani,A.et al.: "Expression of stromal cell-derived factor-1 and CXCR4 chemokine receptor mRNAs in cultured rat glial and neuronal cells." Neurosci.Lett.249. 163-166 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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