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成熟脳における神経新生に特異的な受容体をコードする遺伝子群のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 10877391
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 応用薬理学・医療系薬学
研究機関長崎大学

研究代表者

植田 弘師  長崎大学, 薬学部, 教授 (00145674)

研究分担者 吉田 明  長崎大学, 薬学部, 助教授 (70257187)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード神経新生 / G蛋白質 / リゾホスファチジン酸(LPA) / LPA受容体 / バキュロウイルス / IP_3受容体
研究概要

神経新生に関連すると考えられるリゾホスファチジン酸(LPA)受容体vzg-1及びその関連受容体の機能解明とクロ-ニングを目的として、バキュロウイルス/昆虫細胞発現系及びアフリカツメガエル卵母細胞発現系による研究を行った。バキュロウイルス発現系を用いた実験では、すでにクロ-ニングされているLPA受容体をGタンパク(G_s,G_<il>,G_<oA>,G_<ll>)と共に共発現させ、LPA依存的[^<35>S]GTPγS結合活性を指標に機能的連関を解析した。その結果、LPA受容体はG_<il>、G_<oA>、G_<ll>と連関し、その[^<35>S]GTPγS結合活性を上昇させることを見出した。G_sとの連関は見られなかった。また、この共発現系でLPA非存在下においても、LPA受容体発現によりG_<il>の[^<35>S]GTPγS結合活性上昇が観察された。リガンド存在下に連関するG_<oA>に対しては、このような内在活性を示さなかった。この活性上昇が、G_<il>のGTPγSに対する親和性の増大によることをスキャッチャ-ド解析により確認した。一方、LPA受容体のG蛋白質との連関が見られたことから、この受容体ファミリ-のクロ-ニングにアフリカツメガエル卵母細胞発現系が有効な手段となる可能性があることから、この系におけるLPA受容体の解析を行った。その結果、卵母細胞に内在性のLPA受容体が存在し、LPAにより内向き電流が誘発されること、その電流には急速な脱感作が見られ、その脱感作がPKA阻害剤により抑制されること、LPAによる内向き電流の発生は百日咳毒素非感受性であり、PLCの活性化を必要とし、thapsigargin感受性Ca貯蔵部位からのIP_3受容体チャネルを介して遊離したCa^<2+>によるCa^<2+>感受性Cl^-チャネルの活性化によるものであることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kakizawa K.,et al.: "Signaling of lysophosphatidic acid-evoked chloride current: calcium release from inositol triphosphate-sensitive store" Brain Res.Mol.Brain Res.61. 232-237 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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