研究課題/領域番号 |
10878061
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
曽我 正和 静岡大学, 情報学部情報科学科, 教授 (20283327)
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研究分担者 |
西垣 正勝 静岡大学, 情報学部情報科学科, 助手 (20283335)
太田 剛 静岡大学, 情報学部情報科学科, 講師 (40213730)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 不正コピー防止 / データの汚染 / 動的復元 / 視覚心理 / 知的財産権 |
研究概要 |
インターネットの隆盛によりディジタルコンテンツの流通が非常に活発になった。ディジタル情報はコピーが容易で劣化しないという特徴を持ち、得られた情報を様々に活用することが可能であるという長所と不正コピーが容易に作成可能であるという短所の両者を合わせ持つ。本研究は、ディジタルコンテンツの知的財産権を保護するための新しいディジタルコンテンツ流通システムを構築することを目的とし、研究を行なった。 結局、コンテンツの流通が「オリジナルデータ」の配信をベースに考えられている限り、安全なコンテンツ流通システムとはならない。本研究では、コンテンツ(の一部)を意図的に破壊した「汚染コンテンツ」を基盤とするコンテンツのセキュア流通システムを提案した。汚染コンテンツは不完全なデータであるので、クラッカーもしくは悪意のある購入者にコピーを取られたとしても全く支障がない。 ここでは、実行形式プログラムと画像型コンテンツに対してのデータの汚染方式および汚染の除去方式の提案を行なった。 実行形式プログラムに対しては、プログラムの数命令を破壊するという方法により汚染を施す。汚染を除去するための情報は、ユーザには隠蔽されるセキュアレジスタを新たにCPU内に設け、格納する。汚染プログラムは実行中にCPU内で動的に汚染が除去され正しく実行される。オリジナルプログラムはいかなる記憶装置上にも残らない。 画像型コンテンツに対しては、静止画を動画化するという方法を採る。動画の各コマに適度にぼかしなどを加えて汚染を施しても、人間の視覚特性により人間の目にはオリジナル画像として認識される。
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