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放射線高感受性Gorlin細胞におけるX線照射後のDNA合成異常上昇のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 10878081
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 環境影響評価(含放射線生物学)
研究機関京都府立大学

研究代表者

石嶌 純男  京都府立大学, 農学部, 助教授 (70184520)

研究分担者 鈴木 信夫  千葉大学, 医学部, 教授 (90111426)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード放射線 / Gorlin症 / X線 / DNA合成
研究概要

ヒト細胞に放射線を照射すると多面的な応答がひき起こされるが、その一つとして、DNA合成能が大きく変動する。通常のほとんど全ての細胞ではDNA合成能は一担低下するが、本研究で材料としたGorlin症候群患者由来細胞(以下Gorlin細胞と記載)では全く逆の応答を示した。本研究では現在までに次の結果を得た。
1. Gorlin細胞にX線を照射すると、照射後3時間をピークとしてDNA合成活性が上昇した。
2. DNA合成活性の上がるX線照射3時間後に細胞の核小体の数が増加していた。この事実は、細胞解剖学的観察およびマーカー蛋白質を用いた免疫化学的解析も加えて確立された。
3. Gorlin細胞においてX線照射後に発現量の変動する遺伝子を検索した。X線照射、非照射のGorlin細胞からmRNAをとりだし、differential display法を用いて発現が誘導あるいは抑制される遺伝子を検索した。24種類のプライマーの組み合わせにより、X線照射後に発現量の変化する17個のcDNAバンドが得られた。これらについて、その発現量の変化をRT-PCR法によって確認したところ、そのうちの1バンドから得たクローンが、X線照射後に増加するmRNAに対応するものであることが確かめられた。このcDNAの塩基配列を現在解析中である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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