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エナージトランスファーを利用した生細胞内繊維化アクチンの選択的可視化の試み

研究課題

研究課題/領域番号 10878129
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関山口大学

研究代表者

祐村 恵彦  山口大学, 理学部, 助教授 (70183986)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードエナージトランスファー
研究概要

エナージトランスファーの効率がよい2種の色素で精製したアクチンに標識した。標識アクチンの混合比を最大のエナージトランスファー効率になるように、試験管内で決定した。試験管内で標識アクチンを繊維化させ、繊維化したアクチンのみが観察できる条件を設定した。in vitroの状態では、アクチン繊維一本一本を見ることが予想されたが、トランスファー効率が低いため、束になったもので確認できるレベルであった。次に、上での予備実験をもとに、2種の標識アクチンを細胞内に導入した。導入は、エレクトロポレーション法を用いた。エナージトランスファーによって繊維化アクチンのみが観察できた。ただやはりトランスファー効率が低いため、画像としては弱く、さらに超高感度のカメラが必要であろう。精製蛋白を化学的に蛍光標識する代わりに、green fluorescence proteinとbluefluorescence protein(GFP.BFP;ともに、クラゲ蛍光蛋白質)とそれぞれ融合させたアクチンを細胞内で発現させることを試みている。現在GFP-アクチン遺伝子の発現に問題があり、検討中である。この両蛍光蛋白質間でもエナージトランスファーが起こることが報告されているので、細胞内の繊維化アクチンを可視化できると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Yumura and Y.Fukui: "Spatiotemporal dynamics of actin concentration during cytokinesis and locomotion in Dictyostelium." J.Cell Sci.111. 2097-2108 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Fukui and S.Yumura: "Retrograde flow of F-actin suggests a novel myosin II-independent mechanism for the amoeboid locomotion." J.Cell Sci.(印刷中).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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